10,315筆の署名簿を田村厚労大臣に提出~ろう教育の未来を考える会

この欄でも紹介しました、難聴乳幼児早期支援に関する要望が、7月16日に田村憲久厚生労働大臣と文科省高橋ひなこ副大臣に届けられました。田村大臣は、署名数の多さに驚かれていたようです。(右は文科省)
以下は、NHKのNEWS WEB です。しばらくこちらからご覧になれます。
以下は、NHK記事より
「手話教育の機会の確保を」ろう学校の教員や保護者が国に要望
2021年7月16日 22時40分 教育
耳が不自由な子どもたちが、手話を使った教育を受ける機会が減ってきているとして、ろう学校で学ぶ子どもの保護者や教員などが、手話で学ぶ機会の確保や支援を求める要望書を厚生労働大臣に提出しました。
要望書は、ろう学校で学んだ人たちや保護者、教員などのグループが、厚生労働省で田村厚生労働大臣に面会して手渡しました。
グループによりますと、最近では、音声を電気信号に変えて脳に伝える「人工内耳」と呼ばれる装置が普及してきていることから、耳の不自由な子どもたちが普通学校に通うケースが増えていると見られるものの、健常者ほどには聞きとれずに悩むことが多いほか、地域によっては手話を使った教育を行っているろう学校を紹介されず、手話による教育を受ける機会が奪われているとしています。
このため、要望書では、
▽聴覚検査で難聴だと診断された子どもの保護者が、手話での教育を含め、幅広い選択肢の中から学ぶ場所を選べるようにするための相談支援体制の充実を求めているほか、
▽地域で手話を使った教育や支援が受けられる環境の整備を訴えています。
厚生労働省と文部科学省は、難聴の乳幼児の支援について基本方針の策定を進めていて、グループでは手話教育の重要性について理解してほしいとしています。