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だれでもわかる日本語の読み書き23~リアル!文法指導の授業・大塚ろう&香川聾学校

 きこえない子は助詞が苦手、ということを以前にお話ししました(第20回『きこえない子は、なぜ助詞が苦手か?』)。いろいろとその理由はありますがひと言でいえば「きこえな

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いから」です。これは補聴器をしても人工内耳をしてもやはり聴児と同じレベルには、自然にはいきません。そこでいろいろと工夫をするわけですが、だれにも効果的なのは、やはり日本語を「見える」ようにすることです。このYouTube学習動画では、そのための指導内容・方法について紹介していますが、実際の授業場面ではないため、もう一つ実感がわきにくいと思います。そこで、今回は、NHK『ろうを生きる難聴を生きる』で、2012年と2015年の2度にわたって紹介された二つの聾学校での文法指導の授業場面を紹介します。

 このような指導を週1回継続することで、児童の文法力は年々向上していきます。右上のグラフはJcossの項目別通過率です。文法指導を始めた2007年頃は小低(1・2年)児童の平均通過率は24%。聴児の63%に比べてかなり低いことがわかります。しかし、8年後の2015年には平均通過率は61%まで向上。ほぼ聴児の水準まで伸びたことがわかります。


☆動画内容

①大塚ろう学校小学部(2012)・・・児童の助詞の誤り、授受文の指導授業場面より(6分)

②香川聾学校小学部(2015)・・・品詞カードを使った文の作り方、動詞の活用、助詞手話記号を使った助詞の指導等の授業場面(15分)


★YouTube動画は下記URLをクリックしてください

https://youtu.be/dm4ZvLjjdf0


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